長寿ホルモン(アディポネクチン)を増やす「緑茶」

緑茶』には、『長寿ホルモン(アディポネクチン)』を増やす効果があるとされています。 静岡県掛川市立総合病院の臨床研究で、20人の協力者に1日6gの粉末緑茶(お茶にすると20杯分)を1ヶ月摂ってもらったところ、 アディポネクチンが平均20%も増加したと報告されています。 長寿ホルモン(アディポネクチン)は、メタボリック症候群・高血圧・高血糖・脂質異常などの生活習慣病を改善し、 心筋梗塞・脳梗塞・癌を予防するとされています。緑茶は1日に約1リットルを目安に飲むといいようです。
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■長寿ホルモン(アディポネクチン)

長寿者に多いホルモン「アディポネクチン」

最近の研究で、緑茶のすばらしい健康効果が新たに判明しました。 それは、癌や心臓病、メタボリック症候群を防いで長寿に導くホルモンとして注目されている「アディポネクチン」 を体内に増やす効果です。アディポネクチンは、1996年に大阪大学医学部分子制御内科教授の松澤佑次博士(当時) らの研究グループが新たに発見しました(ホルモンであることが証明されたのは2003年)。 この発見は、日本医学会久々の快挙で、画期的な業績として世界で高く評価されています。 アディポネクチンは、体内の脂肪から分泌され、内臓脂肪の蓄積量が増えると分泌量は減ることがわかっています。 そして、アディポネクチンの量が減って血液1ミリリットル中に4マイクログラム(1マイクログラムは1000分の1ミリグラム)以下になると、 「低アディポネクチン血症」と診断され、癌や糖尿病、高血圧、脂質異常症、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、 メタボリック症候群などの病気を招く危険が数倍に跳ね上がることが報告されています。 そのため、アディポネクチンを体内に増やすことは、これら数々の大病の発生を防いで健康長寿を実現する決め手 と考えられているのです。


●緑茶で長寿ホルモンの量が20%も増加

ある研究グループが、2006年、C型肝炎の患者を対象に、緑茶の日常的な利用による血液中のアディポネクチンの量と インターフェロンの効力の変化を調べる臨床試験を行いました。 C型肝炎の患者はメタボリック症候群に陥りやすく、実際に陥った患者では、C型肝炎の治療薬「インターフェロン」 の効力が低下することがしられています。
試験では、C型肝炎を患う男女20人に緑茶の茶葉の粉末を1日6g、1ヶ月間続けて摂ってもらい、 その前後で血液中のアディポネクチンの量を比較しました。 すると、試験後は、アディポネクチンの量が平均で約15%も増加し、試験前にアディポネクチンの量が少なかった人では、 平均で20%以上増えていることがわかりました。また、インターフェロンの効力も15%強くなっていました。

この試験は慢性C型肝炎の患者が対象でしたが、アディポネクチンの量を増やす効果はそれ以外の人でも 得られるはずです。アディポネクチン増やしに役立つ緑茶は、必ずや私たちの健康維持に役立つはずなので、 毎日の生活で積極的に飲むようにしたいものです。